世界の太陽光発電 ドイツ太陽電池市場はいま

太陽光発電、風力発電、ハイブリッド自動車、電気自動車、バイオ エタノールなどの技術やシステムが現在全世界で巨大な市場を形成し始めて世界各国がその市場に注目している例は少なくない。

そうした中で太陽光発電は国家別導入量で長い間日本がトップの地位を維持していた。

同時に太陽電池生産では日本メーカーが世界上位を占めていて、技術的にも市場でも日本が世界を大きくリードする状況であった。

しかしドイツをはじめとするヨーロッパ太陽電池市場は現在の年間設備量で日本を大きく押して圧倒的な成長を見せている。

それを誘導するのは技術や大胆な国家政策、すなわちFIT制度である。

太陽光発電に有利な投資商品としての性格を付与して大量の投資資金を集中して市場を拡大させるFIT(Feed in Tariff)制度は太陽電池市場拡大政策の道すじだと見なされてヨーロッパ中心に導入国が急増している。

FITは太陽光発電にビジネス投資としての魅力を付加するということによって太陽電池に対する需要を反強制的に喚起させる制度である。

実際にドイツをはじめとするFIT導入国では太陽光システムを環境親和的だからCO2削減に寄与するから考慮するのではなく高い利益を期待できる投資商品だからということで市場が拡大している。

日本の初期投資費用造成型制度‐日本は2005年ドイツにその地位を渡すまで太陽光発電の導入量では毎年世界トップを維持していた。

日本の太陽電池市場を率いてきたのが2005年度まで持続した'住宅用太陽光発電導入促進事業'である。

日本の造成制度とFITを比較すると、日本の初期費用造成型制度は補助金があるから高い太陽光発電を設置しても初期投資を回収できるのを可能にし、需要拡大に連結しようとするということに対してFITは設置者に最も大きい経済的メリット、すなわち太陽光発電を導入すれば、利益を得るというシステムを政策的に作り出すということによって、市場原理を動かそうとするということだ。

一方今までの太陽光発電造成政策を出した日本市場はむしろ縮小傾向を見せる。

導入補助は今年再開になる展望だったが、将来初期投資造成型制度ではFIT程度の効果を期待することは難しい。

FITが内包する問題- FIT制度導入がドイツや他の国で拡大するということによっていくつかの問題点が指摘され始める。

スペインではFITによる太陽光発電導入を目標にして1.3GWという高い目標を設定したことに対して今年は半分以下の500MWに制限されると見られる。

投資需要が中心を占めるFIT制度は経済環境、投資マインドの変化による影響も考えることができる。

日本と同じように住宅所有者による屋内設置型需要は非常に健全な市場ということが言える。

ヨーロッパでは市場の成長性を維持して需要の健全性を高める動きがすでに見えている。

日本は需要の健全性を維持して市場成長を促進する施策を投入できるのかが鍵となりそうだ。